日本もひどいが、米国も悲惨な「政治のレベル」

ブロググローバル

遂に今年も残り1か月を切る時期に入りました。1年経つのが本当に速いですね。

世界がとんでもない厄災に見舞われている中、我がニッポンの政権は次元の違うことで大騒ぎしています。いわく、「大阪万博、ホンマにやるの?さらになんぼ掛かるの?」とか、「ガソリン価格の引き下げは補助金で?トリガー条項で?」とか、「増税のネタを振りまきながら選挙向けに減税バラマキかい!」とか。最後はとうとう「派閥ぐるみの裏金作り」だそうです。

要はカネの話ばかりで、国の骨格についての理念的な話はほとんどありません。ある意味、実に平和なものです。

目を米国に向けると、これはこれで悲惨な状況です。共和党の大統領予備選挙候補者選びは本格化したはずなのに、一番有力なのが4件の容疑で起訴されているトランプ前大統領で、「皆が虐めるから」という理由で討論会は欠席しっ放し。どうやらこのまま「有権者から最も嫌悪されている候補者」が独走の様相です。

もう一方の民主党は史上最年長の大統領記録を更新しようと意欲満々のバイデン翁が居座るものだから、まともな対抗馬も出てこないまま本選挙に突入しそうです。でもこの爺さん、岸田さんと似て「やることなすこと」裏目に出て、人気も支持率も底這い中です。

このまま行くと、仮に当選しても「史上最も低支持率で2期目を迎える大統領」という、名誉だか不名誉だか分からない記録をもう一つ作りかねません。

つまり有権者から最も当選を期待されない候補者同士が決戦するという、よく分からないシナリオが現実化しそうなのです。しかもこの「最悪の泥仕合」が世界に最大の影響をもたらすリーダーを決める天王山の戦いなのですから、全くひどいものです。