YouTubeでの告知イベントに出演

社会制度、インフラ、社会ライフビジネスモデルブログ

あるプロジェクト仕事の関係で、YouTubeでの告知イベントに最近出演しました。

画面を見てお分かりいただけるように、ラクジュの本橋さんという住宅建築YouTuberが主催する『ラクジュ建築と不動産』というチャネルで、『キイノクス住宅』の設計コンペを公募しているということを告知するライブ動画です(もちろん、現在は録画されたものを配信している状態です)。

『キイノクス住宅』というのは、地場の工務店が施主のためにカスタマイズして施工できる、一種のセミオーダー住宅です。これをライセンス提供しようとしているのが弊社のクライアント、グリーンデジタル&イノベーション株式会社(略称GDI)です。

その『キイノクス住宅』の標準モデル設計プランを、腕に自信のある建築士の方々に設計/応募してもらおうという企画です。多分、この7月には当該の住宅商品を市場に出せるのではと思っています。

GDIという会社はできたばかりでして、住宅業界でのサプライチェーン改革をミッションにしており、プラットフォーム・サービスを提供する事業会社です。「キイノクス」という、国産木材をもっと普及させようという社会課題解決型プロジェクトにおける中核的存在なのです。

実は私は以前に何度か、住宅業界、特にそのサプライチェーンについては「暗黒大陸」呼ばわりしていました。

でもこのプロジェクトが成功すればその暗黒大陸にも少しは日が差すかなと思い、この大変なプロジェクトに参画しています。通常のコンサルタントの仕事の枠を超え、プラットフォーム事業の戦略方向性をまとめ、主導する役割を務めています(その分、責任も感じています)。

そして単に住宅業界でのサプライチェーンを効率化するだけでなく、地元に根差した中小の工務店が大手のハウスメーカーに対抗して生き残っていけるための「武器」を提供しようと考えています。その中核の一つがこの「キイノクス住宅」なのです。

それにしてもこの告知動画に顔出しするのは少々悩みました。というのは「戦略コンサルタントはあくまで黒子で、前面に立つのはあくまでクライアントである」という信条を私はずっと持ってきたからです。

でもこのケースは特殊でした。本橋さんにも、そしてクライアントの井福さんにも「日沖さん、出演するでしょ?」と、それが当然のように依頼されたのと、私が説明したほうがよい部分もあったので、ちょっと「出しゃばり過ぎかな」という懸念はあったものの、出演することにしたのです。結果的にはこの告知動画の評価は意外とよく、お陰様で実際に直後から登録数も着実に伸びています。

以前はセミナーで話すことはごく普通で、一時期など毎月一度はどこかのセミナーや講演会で話していましたが、YouTubeはこれが初めてでした。自分の顔が映るのを見ながら話すのはどうも勝手が違ったのですが、それ以上に自分の顔が老けた(タレ目がひどくなった)ことにちょっとショックでした(「そこか?」の声が…笑)。