あなたはもうコロナワクチンは接種されましたか。私はまだゼロ回です。我が家では（職域接種のお陰で）娘が２回目接種に一番乗り、カミさんが１回接種と、普通の家庭の逆順です。

ワクチンの個別接種に関しては居住場所の自治体の行政能力が問われ、残念ながら私の地元・横浜市ではまだ予約の順番が回ってきません。高齢者および基礎疾患を持つ人でさえまだ完了していないのですから。東京の大規模会場での予約にも先週１度トライしましたが、枠が少なくてすぐに「予約満了」となりました。私がワクチンを２度打って大手を振って出掛けるのはまだ先のようです。

このようにコロナワクチンを接種したい人たちは我先に打とうとしている一方で、ワクチン拒否派の人たちもいますし、（Insight Now!の記事で採り上げているように、若い世代の人たちを中心に）迷っている人たちはもっと多くいます。やはり情報の偏りはいかんともしがたいものがあります。

実は先日、その記事に関し抗議の非通知電話が弊社の事務所にあり、スタッフが延々15～20分ほど一方的に「ワクチンは危険だ」という趣旨の自説を聞かされたそうです。一種の営業妨害だし、スタッフは気持ち悪がっていました。こんなふうに保健所や自治体の業務が妨害され、それで市民へのサポートが遅れることや職員のストレスが高まる事態がよくあると聞きますが、それを実感させる出来事です。

日本は民主主義国なのですから、異論があるなら正々堂々と自説を発表すればよいのです。意見広告も出せるし、今はSNSもあります。科学的裏付けがある主張なら論文を書けばいいのです。そうしたやり方をせずに直接に相手の時間や安寧を奪うのは、迷惑千万な「嫌がらせ」行為です。

弊社は該当する製薬企業とは何の利害関係もないので、この記事に利己的な動機はまったくありませんし、こうした卑劣な行為に屈することも決してありません。