モーターなしの歩行アシスト機はインパクト絶大!

ビジネスモデル

8月17日に放送された「夢の扉」は「坂道も山道もラクラク歩く!電力いらずの歩行アシスト機」というテーマで、名古屋工業大学 機械工学科 教授の佐野明人さんが紹介されました。この「電力いらず」というのが凄いのです。

歩く原理を解明した研究30年の成果です。「歩く喜びを伝えたい」という思いから開発されたという歩行アシスト機。わずか900g、電池不要。「当たり前体操」=右足が出れば左足がついて出る。”歩く原理”を使って、バネの伸び縮みで人の動きをアシストするのです。

番組を観ていると、まるでマジックのようでした。

70歳の女性が、山道を軽やかに駆け上がり、病気などで歩行が困難な人も、スタスタと歩き出す。ロコモシンドローム(=片足立ちで靴下がはけない、家の中でつまずく、階段が手すり必要)の患者が上手く歩けるようになる。車いす生活からの解放で「人生が変わった」という人。「松葉杖で歩けても、疲れるので10分以上連続では難しい」と言っていた人が「これは使える」と。会社への出勤もできるようになったし、「モーター音が無いので、仕事中も付けっぱなしで周りに気がねしなくていい」。この人はついに「ゴルフ」を練習し始めました。長期入院で筋力の劣化した患者の回復にも絶対に役立つはずです。

カーボンを使った小型軽量型を開発し、この秋には売り出すそうです。しかも価格は15万~と格安の模様(やはりモーターが不要なのが大きいですね)。これは売れますよ。