英ダイソンが洗面台一体型のハンドドライヤーを発表しました。時速690kmの空気流で、たった12秒ほどで手が乾くそうです(というか、水滴を「飛ばす」感覚です)。同社初となるBtoB製品です。TV東京のWBSでの解説では、内部をちょっと見せてくれたのですが、モーターは意外と小さいのに強力なのです。
ダイソン、洗面台で手を乾かすAirblade Tapハンドドライヤー発表。時速690kmの風で12秒乾燥|engadeget日本版
http://japanese.engadget.com/2014/04/09/airblade-tap-690km-12/
ダイソン、自社のモーターと送風技術を生かしたハンドドライヤー3製品を投入|家電Watch
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20140409_643500.html
この強力なモーターがあるので、中に衛生用にフィルターを入れてあるのですが、十分な風力を確保できるということです。日本製品にはない特徴です。
「もっとも早く、衛生的」――ダイソンの新製品はハンドドライヤー「エアブレード」|IT media
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1404/09/news082.html
このようにはっきりとした特徴を持つ製品を出すところがダイソンのよさであり、最近の外資系家電メーカーの特徴かも知れません。日本メーカーは機能の多さやバランスのよさを訴える傾向がありますが、ちょっと旗色が悪い感じです。
ハンドドライヤーがついている洗面台ということは、商業ビルや公共の施設の洗面所が主なターゲットなのでしょうね。これをきっかけに、同じ場所にある水道の蛇口も改良してもらえないものでしょうか。
具体的にはセンサーと水流です。手をかざしてもセンサーがうまく感知せずになかなか水が出なかったり水流が弱過ぎたり、手を洗っている最中に水流が止まったり、逆に乾燥の風を手に当てている最中に(一体型の場合)水が飛び出してきたり。小生は仕事柄色々な会社の洗面所を使わせていただきますが、まともなのが少な過ぎます。気にせずに使えるのは半分もないというのが実感ですね。TOTOさん、INAXさん、何とかして下さい。