本日はBPMプロジェクト企画WS(ワークショップ)の3回セッションの初日であった。
https://bpm-j.smartseminar.jp/public/seminar/view/112
参加者が若干だが増えたこと、欠席する人もなく無事開催できたこと、参加した方々が(まだ若干硬いながらも)自分たちの取り組みに関して率直に語っていただけたことなど、まずはよい滑り出しとほっとしている。
諸外国に比べ日本ではBPMに対する理解がなかなか深まらないまま、普及の速度もまだまだ不十分であることから、日系ITベンダーの中にはしびれを切らしてBPM導入サービスからの撤退を決めたところもあると聞いている。一方で先日のBPM協会で聞いたように、経産省や総務省でBPMに対する期待が高まって影響のある取り組みが始まっている。ちょうど端境期にいるというのが小生の認識である。
今回のWS参加者は基本的にはユーザー企業(実はSIベンダーで社内向け業務改革部門の方もいる)であり、何とか業務改革をきちんと興したい、そのためにBPMの手法と技術を使いたいという方々ばかりである。このWSはそうした意欲ある人たちの情報交換の場でもある。取り組みと自分の位置づけや過去の経緯を聞いてみると事情は各社ばらばらだったが、意外と「既に小規模ながら進めています」というところもあった。その意味でユーザー側がより真剣なモードに入りつつあるように感じられる。
こうした方々に早く「離陸」していただき、成功事例をもっとたくさん世の中に発表できるようになれば、その気になる人たちも増えるのだろうと思う。大手ITコンサルタント会社の人たちも、自分が分からないからとプロジェクトの足を引っ張るのではなく、是非積極的に「ITをうまく使った業務改革」の手法としてBPMに取り組んで欲しいと切に願う。