超巨大な合同展示会というものは誰にメリットがあるのか?

ビジネスモデル

久々に東京ビッグサイトに行ってきた。オートモーティブワールドというバカでかい催しの一環で開催されている「自動車部品&加工 EXPO」という展示会に行ったのだ。しかも本当の目的は展示会を観るためではなく、出展者の1社である旧知のエンジニアにヒアリングするためだ。

某プロジェクトのためのヒアリング(&会話)に1時間半ほど費やしたあと、周辺をブラブラして一部だけ色々と「冷やかし」っぽく覗いてきた。しかし会場がとにかくだだっ広く、来場時に随分歩いたせいで足が疲れており、早々に切り上げた。元々こうした展示会というものは人混みだらけで(スムーズに歩けないので)嫌いなのだ。

実は今回のオートモーティブワールドというのは自動車部品&加工 EXPOだけじゃなく、カーエレクトロニクス技術展、EV・HEV駆動システム技術展、クルマの軽量化技術展、コネクティッド・カーEXPという6つの展示会の合同展なのだ。しかも同じ東京ビッグサイトでスマート工場EXPO、ロボデックス(ロボット[開発][活用]展)、ネプコン・ジャパン、ウェアラブル・ジャパンEXPOというちょっとカブる展示会が同時に開催されており、会場がやたらと広い。

「6時までやっています。ごゆっくり観てください」といったアナウンスがずっと流れていたが、こんなに多くの企業や自治体を同じ時にこんな広い会場に集めなければいけない理由はなんだろう。

3日間あるとはいえ一人の人間が観て回れるブースの数はたかが知れている。それがこんなにたくさんのブースがあると、自分が本当に興味のあるコーナーや企業ブースまで辿り着くまでに疲弊して諦めてしまうのではないか。これは主催者側のエゴに過ぎないと感じた。