ある機関誌から依頼され、介護に関する論考記事を2週間近くかけて書いた。
似たようなコラム記事は過去に書いていたので、ネタは十分あった。しかしそのまま足すのでは芸がないため、業務改革アプローチに沿って再構成したのがミソである。
つまり現状把握→ボトルネック特定→原因究明→解決策の提示という順に論を進め、解決策(仮説)としては実践的かつ業界としてはユニークなもの(しかし他業界ではそれなりに実績のあるもの)を多く挙げておいた。
そこまで書くと、何かスムーズに済んだように聞こえるが、かなり悪戦苦闘したというのが事実。初稿はすぐにできたが、何せかなりのページ数で、大幅な字数オーバー(規定の倍近かった!)であることが明らかだった。
それから省ける段落や分析部分をばっさばっさと切り捨てること数日(何せ、コンサルの仕事の合間にやっているので、一日に掛けることができるのはほんの小1時間程度)、かなり大胆に実行した。
それでもまだまだ大幅オーバーだったので、そこからは表現の見直しや、修飾用語を省いたり買えたりして、細かく推敲を重ねた。当然ながらこれが随分と手間と日数を取り、お蔭で風邪までひいてしまった。まだ完全に復活していないまま、締め切りだった昨日を前にようやく完成。正直、大変だった。
最近コラム記事を書くのにこれほど苦労していなかったのは、字数制限がないからだと思い知らされた。そう考えればリアルの記事を書くのは数年振りだと気づいた次第である。いやはや少々情けないが、とにもかくにも書き終えてよかった。雑誌の発行は4月だそうである。