日米選挙模様の違い

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今年の半分が過ぎました。今回の梅雨入りは遅く期間も短いと予想されています。その分、今からの集中豪雨には警戒したいところです。

その梅雨空の下、七夕決戦に向けての東京都知事選の戦いが真っ最中です。小池知事が「公務」を理由に街頭演説を控えるという、ちょっとズルい作戦を採っているので、選挙報道もあまり盛り上がらず、論点すら深掘りされません。

立候補者の多さとN党のマナー違反のポスターの件ばかりが目立ちます。都民の不満の行方やいかに。

米国に目を向けると、両党大会で公認される前にバイデン対トランプのテレビ討論会が実施されるという異例のイベントが盛り上がっていました。米国のこの1か月程のニュース報道のトップはこの2人の対決一色といった感じでした(いわゆる「祭りの始まり」)。

それにしてもバイデンのもたつきよう(失語、ピンボケ表現、かすれ声など)は大きな失点でした(本人いわく「風邪気味だった」)。

しかし民主党の選挙参謀はもしかすると、バイデンに辞退させるため、わざと早めの討論会(本来は民主党にはメリットないが、万が一の候補者差替えが可能となる)に同意したのではと私は疑っています。

それほど、有罪を宣告されたアウトロー候補者・トランプに対し、この老政治家は劣勢に立たされているのです。

そして仮にトランプが復権することになったらどんなリスクが潜んでいるか(いわゆる「もしトラ」です)。なぜか日本では他人事のような間接的影響ばかりの分析が多いですが、私はずっとシビアな近未来を予想しています(ヒントは中国ですが、いずれ論評したいと考えています)。