体感する「東京のひどい移動事情」

ブログ社会制度、インフラ、社会ライフ

先月半ばに膝を痛めたせいで、荷物運搬と杖代わりを兼ねてキャリーバックを引き連れて都内を移動しています。

それで一番感じるのは東京の公共交通における移動事情のひどさで、特にエスカレータが問題です。

具体的には、

1)エスカレータもエレベータもない、または不便な箇所にしかないことが多い。

2)仮にエスカレータがあっても、「上り」方向しかないことが多い(膝が悪いお年寄りが大変だと感じるのはむしろ「下り」です)。

3)健康な人もエスカレータで左に寄るための待ち行列に並ぶので、やたらと時間が掛かる(以前の私ならほぼ確実に空いている右側を駆け上がっていました)。

特にひどいなと思う例は、私がよく使う永田町駅の、有楽町線ホームと乗り換え通路との間をつなぐエスカレータです。2基あるのに、結構な長時間にわたって両方とも「上り」だけなのです。鉄道や地下鉄というのは顧客目線に欠けやすい業種ではありますが、ここまで来るとかえって清々しいほどです。

それにしてもこれでパラリンピックを開こうというのは無謀というか、または厚顔無恥というか、世界から非難ごうごうとなること必至です。それともアイディア人(びと)・小池知事は何か奥の手を考えているのでしょうか。大いなる心配と少々の期待がないまぜになっています。

ちなみに私の膝はある程度回復しており、人並み以上の速度で歩くことができるようになっています。でも以前には人の2倍以上の速度が普通だったので、これでも(急ブレーキが利かないため)随分と慎重に歩いているのですよ。