体力を失うのも無理するのも、迷惑老人になるのも嫌だ

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春先にぎっくり腰を起こして以来、数か月に亘って休んでいたフィットネスジムに再び通い始めて数週間。再開当初はすべてのトレーニングマシーンで目盛りを一つ落としていたのが、ようやく半分程度の器具で元の数値に戻しつつある。

やはり歳を食うと回復が遅くなるというのは厳然たる事実だ。以前も風邪を引いて1週間ほど休むと、最初の復帰の際には目盛りを一つ落としたり3サイクルのところを2サイクルで切り上げたりしていた。今回はそれらをすべて組み合わせるほど一旦落ちた上に、ちょっとペースを上げた途端に(一晩明けると)背中から首筋にかけて痛みが走るなど、なかなか回復ペースが上がらないもどかしさがある。

しかも最近は、去年終わりに買ったイアホンが耳に合わず(耳の穴に指す部分が無闇にデカイ。Auショッピングなんかで衝動買いした愚かさを反省している)、耳の穴を傷つけていたところに水泳でバイキンが入ったせいで、外耳炎か中耳炎になり掛かってしまった。お陰でこの暑いさなかに水泳禁止の羽目になってしまった。したがってレーニングマシーン以外に、持久力を維持するにはトレッドミルまたはクロストレーナーで走るしか方法がなくなってしまった。この2つはちょっと退屈だ。

そんなこんなで年齢を意識させられることも増えたが、器具の数値的にはまだ40代を維持できているのには変わりない。ただしスタミナと回復力はもう誤魔化せない。これからは無理せず、いかに現状のレベルを長続きさせられるかがポイントだと、気持ちを切り替えつつある。

その一方で、フィットネスジムで気になるのは、高齢者男性のマナーの悪さである。ウォーミングアップまたはクールダウン・ストレッチ用のマットコーナーでずっと運動している。使用後に自分の汗を拭かない(若いアジア外国人系も同様かも知れない)。スパの洗い場でシャワーの温水を後方に飛ばして人に掛ける。脱衣所のど真ん中で立ち塞がっている。等々、周りの迷惑に気づかないのだ。

同じ器具をずっと独占したりしがちなど、若者も褒められたものじゃないが、注意すれば反省するのでまぁ救いがある。お年寄りだと注意しにくいし(耳が聞こえないケースもありそう)、キレられても困る(昨今はキレる老人が増えているらしい)。こんな迷惑な高齢者にはなりたくないと思う。