ちょうどTVドラマの改編期で、新しいシリーズがどんどん始まっている。小生の家族の中では今、小生自身が一番集中的に録画したドラマを観ることができる。
今日はその初日として、なんと3つも新番組を観た。たまたまだが全部、ビジネス現場を描くものだが、舞台は随分異なる。
一つ目はTBSの「ホテルコンシェルジェ」。主演女優の名は知らないが、何度か観たことがある人だ。ホテルに勤めて何年かした主人公の女性が、ホテルの顔であるコンシェルジェに抜擢されて、理不尽なお客の要求に戸惑い悩みながらも成長する物語だと見受けた。その意味でこれはオーソドックスなビジネスドラマで、安心して観られるパターンだ。
二つ目はフジTVの「リスクの神様」。堤真一と戸田恵梨香のW主演のようだ。総合商社と電機メーカーの合弁会社でPL問題が発生し、危機管理室長として招かれた男と、そのPL問題の責任を取って降格人事に甘んじ部下になった女が、様々なリスク対策に活躍する話のようだ。これは新しいジャンルだが、結構リアリティがある。期待したい。
最後はTV朝日の「エイジハラスメント」。憧れの総合商社に入社することが決まって張り切っていた主人公が、希望していなかった総務部に配属されて、降りかかるトラブルに立ち向かう物語のようだ。若さと可愛さだけを持ち上げる男性社員の贔屓的扱いのため、却って職場で浮いてしまう戸惑いと、自分を成長させてくれる仕事を求める若い女性の怒りを、武井咲ちゃんがうまく演じてくれそうだ(娘は『合っていない』と冷淡ですが・・・)。そして『戦う!書店ガール』で好演した稲森いずみがなかなかいい役どころを演じている。
3つとも20代の女性が主人公のドラマで、舞台は違っても、日本の職場の問題点をそれぞれ浮き彫りにしてくれそうだ。それぞれ違った角度から楽しめそうだ。