年明け早々の出張で仙台に来ている。首都圏に比べ何とも寒いのと、元旦に開いている店が少ない(アーケード街が巨大なシャッター商店街に化している!)ことには閉口したが、幸い、事前に探しておいた牛タンの店(昼)と、ネットで見つけた洋風居酒屋(夜)のどちらも安くてうまかったので大満足だった。
さて宿泊は仙台ワシントンホテルだ。元々はビジネスホテルとして有名なチェーンだが、ここは観光ホテルの作りになっているようだ。昔からワシントンホテルを使うたびに、その効率性と清潔性には感心することが多いが、今回もその進化ぶりに感心させられた。
まず、デッドスペースがほとんど無く、しかも部屋の広さにしては窮屈さを感じさせない造りに感心する。そしてアメニティや備品、施設の充実ぶり(かつ無駄のなさ)にも感心する。薄型テレビのお蔭もあるだろう(ちなみに小生は出張先ではほとんどTVは見ないが)。
しかし今回一番感心したのは、浴室である。かなり広い浴槽というのにまず好感をもったのだが、シャワーを使って初めて気づいたのは、その水滴の飛び跳ねが少ないこと、そして何より飛び跳ねの音がほとんどないことだ。多分、抗菌仕様になっていると思われる床が音を吸収するようになっているようだ。
地方のビジネスホテルで意外と気になるのが、隣の部屋のシャワーの音である。朝、隣の部屋が早い出発だと、こちらがベッドの中なのに聞こえてくる音で目が覚めたことがよくある。いわゆるユニットバスだと、床面が薄く、その下に空間があるため、水跳ねの音が響くのだ。それがこの仙台ワシントンホテルの場合、ほとんどないのだ。
高級ホテルの場合、タイル貼りの床になっていることが多いが、あれだと多少滑るのと、綺麗に洗うのが難儀で、目地の部分が汚れていることもよくある。それに比べ、ここのは清潔で水捌けもよい。しかも粛清性のお蔭で隣部屋に気を使う必要もない。大したものだと感心した。ワシントンホテルは常に進化しているのだ。