マーケティング・ワークショップに自ら参加して

ビジネスモデル

昨日、今日と某マーケティング会社主催のワークショップに1.5日間缶詰状態になって参加した。この忙しいさ中なので、クライアントのプロジェクトの進行するのと並行に参加をし、この2日間だけはプロジェクト関連の予定を入れないようにブロックするのが大変だった(実際、プロジェクトの重要ミーティングがこのタイミングで一つ発生したが、参加できないままだった)。

よく考えると、独立して5年、こうしたクローズドのワークショップに受講生として参加するのは初めてだ(もちろん、講師側としては何度もやっているが)。その分、新鮮だったのも事実。

このマーケティング・ワークショップというのは世界的な権威のノウハウを取り入れたもので、値段もたった1.5日間(実際には0.6×2日くらい)で20~25万円とかなり高額。参加者は中小企業経営者もしくは起業予定者ばかり。

それが全国から集まっており(東京ベースの経営者はむしろ少数派)、約60‐80名ほど。つまり2日で1200~2000万円のイベントということ。大した商売だ。しかもリピータが多いし、そのマーケティング会社の商材を何度か買ったことがある人ばかり(小生も含め)。

こうした投資の目的は自社のビジネスの見直し・再構築・成長のヒントを得るため。とにかく弊社はあまりにリピートに依存(というかそれで手一杯)しており、大企業向けの新規事業コンサルの一本足打法になっていることを自覚しているから。コンサルタントというのは因果な商売で、クライアントのためには知恵が出るのに、なぜか自社のことになると堂々巡りしてなかなか知恵が出ないのだ。見事な「紺屋の白袴」である。これを何とか解決したいのだ。

結論として、ワークショップ自体はもちろん、参加者および講師との会話を通して、そして何より集中して考えることで普段断片的に考えていることが一挙にまとまってきた。こうした効果はワークショップならではのものだと実感した。来月あたりに久々にワークショップを行うつもりなので、非常に刺激になったのもよかった。