スタートしたばかりのニッチ市場向けD2C企業が認知を獲得するには?

ブログBPM

The Ownerという経営者向けウェブメディアの『経営者のお悩み相談所』というコーナーで執筆した、第19回(私にとっては8つ目)の記事をご紹介します。題して『スタートしたばかりのニッチ市場向けD2C企業が認知を獲得するには?』です。

今回の経営者からの質問は『弊社は、DtoCで24.5cm以上限定のレディースシューズブランドを展開しています。まだスタートしたばかり、かつターゲットも狭い分野において、認知が獲得しきれていません。小さい企業で、かつ予算も限られた中で、認知を獲得するためにはどういう手段を選択しますでしょうか?』というものです。

 

(ここから記事の中身です)

大き目サイズの女性靴というニッチ市場でD2C(消費者直販)モデルのブランドを立ち上げたばかりのシューズメーカーということですね。企画・販売のみ=製造委託型の可能性もありますが、ここでは製造販売型と仮定します。店舗の有無は書かれていないので分かりませんが、ここでは無店舗という前提で考えてみましょう。

お尋ねの件は、昔ですとメディアに採り上げられるなどの幸運がないと難しかったテーマですが、ネット時代の今ではこうしたロングテール市場に対しても実践的な方法が考えられるようになっています。

以下にA. 短期的な売上につなげながら行う方策、B.中期的な顧客創造の方策、C.長期的なブランド確立の方策、といった具合に「狙い」の時間的フレームを分けてお伝えしますが、それぞれが独立しているのではなく、互いに関連し合っていることに留意してください。

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  1. 短期的な売上につなげながら行う方策:検索連動型広告

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ニッチ商品のプロモーション手段としてお薦めなのはターゲティング広告です。とりわけ短期的な売上に直結させるには、Googleなどで打ち込む検索キーワードに合わせた広告が配信される「検索連動型広告」が有力です(キーワードターゲティング広告、リスティング広告などとも呼ばれます)。情報を探している購買意欲の高い消費者に向けているため誘客効果が高いのですが、その分だけ費用感としても高くなっています(だから懐事情とCPA=成果獲得単価を睨みながらコントロールしてください)。

(以下、記事に続く。無料会員の登録をしてあげてください)