『For Japan』シリーズ(4月放送分)「教育とは経営である」#3

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『For Japan~日本を経営せよ』の「教育とは経営である」テーマについての私の考えの続きです。

4.日本の教育分野にかける予算はOECD加盟国最低です。
教育予算は重要だと思いますか?その理由もご回答ください。

教育予算は圧倒的に重要です。

国が将来発展できるか否かは今の子供たちの創造性と勤勉性に掛かっており、その結果は人々の現役時代と老後の豊かさを左右します。子供たちの創造性と勤勉性を決めるのは、彼らに対する教育と大人の姿勢次第です。

ゆえに教育予算の重要さは国民の生命・財産の保全と並んで最優先の一つです。昔の教えでいえば「米百俵の精神(長岡藩での教育にまつわる故事)」です。

5.もしもっと日本の教育予算を割くとした場合、どの予算を削りますか?

下記の予算を(無くすまでは言わないが)大胆に削ることが可能だと考えます。

  • 外郭団体および独立行政法人への補助金

  • 地方交付税のうち自治体からの外郭団体(公社・第三セクター)に対する財政的支援(補助金、貸付金など)の原資となっている分

  • 予備費(今の1/5程度で十分。ガソリン補助金などバラマキ用の財布に過ぎない)

  • 会計検査院が毎年「無駄使い」と指摘を繰り返す省庁(厚生労働省、国土交通省、文科省、農水省など)向け予算(一律に5%程度減額)

6.日本は先進諸国で子供たちがもっとも「幸せだ」と感じていない国です。理由は何だと思いますか?

大きくは2つの主要因があると思います。

•一つは親や先生といった身近な大人や先輩が生き生きとした姿を見せていないこと。そのため、自分の将来に対し夢や希望を感じるどころか、漠然とした不安を感じてしまっているのではないかと考えます。これは高度成長期までに子ども時代を過ごした者にはピンと来る話だと思います。

•もう一つは①で答えたように、最も長い時間を過ごす学校生活が窮屈であることも大きな要因だと思えます。息苦しさを感じるような「クローズドサークル」に閉じ込められた特殊な環境下で、勉強の意味が感じられない、充実感や連帯感を得られない、ストレスを感じるといった日常を過ごしていたら、「幸せ」感は自ずと減るでしょう。

(以下、次回に続きます