額縁が届いた – どうする博道?

社会制度、インフラ、社会ライフブログ

先日、寄付先の自治体の一つ、泉佐野市から額縁が弊社オフィスに届きました。私は最近オフィスには時折しか寄らないので、オフィスにいるスタッフの方達から続けて似たようなメール連絡が来ました。「日沖さん、額縁が届きました。しかもデカい奴が」と。一人は親切にも「ご自宅に送りましょうか?」と尋ねてきました。

何はともあれ、オフィスに寄って実物を見ると、確かに大きな荷物が未開封状態で、私のデスクの上に「鎮座」していました。品名は「額縁」となっています。私のデスクの半分以上を占めていました。どうやら感謝状とセットになっているのだと推測できました。

正直、オフィスに額縁入りの感謝状やら推薦状を飾る趣味は今のところありませんので、自宅で借りているトランクルームに格納しようと考え、持って帰ることにしました。しかしその日は直接自宅に帰るのではなく、1件寄る用事があり、そこ経由で持ち運びました。

しかし、荷物化された額縁というのは重くはありませんが、実に持ちにくいのです。デパートやホームセンター辺りで買ったなら取っ手を付けてくれるのでしょうが、掴むところが何もなく、抱えるには大き過ぎてすぐに腕が付かれてしまうのです。幸いその日も私はいつもと同様にキャリーバッグを使っていたので、結局その上に載せて、伸ばした持ち手部分にもたれかからせる恰好で運ぶことにしました。しかしこれがまっすぐに進みづらく、意外と難儀しました。特に階段や坂道(自宅マンションは坂の上です)は往生しました。

寄り先の人にもあきれ返られ、自宅でも同様に「何この大きさ」と似たような感想をぶつけられましたが、週末にでもトランクルームに格納の予定です。

謝礼の品は要らないとの趣旨で寄付しているので、手続き途中でちゃんとチェックしなかった私が悪いのですが、(こんな謝礼の品が欲しいですかと)「言っといてよ~」というのが率直な感想でした。この分のコストをすべて子ども食堂に使って欲しかった…。実は過去にも一度似たような経験があり(どこの自治体か忘れましたが)、その時も自宅近くのトランクルームにしまっています。

そもそも自治体はどうしてこんな感謝状と額縁(しかもバカでかいの)を贈ってくるのでしょうか。そう考えてみると、こういうのを欲しがる人たちが確実にいるということでしょうね。

事務所に飾って「ほら、わが社は社会貢献していますよ!」と来客にアピールしたいのですかね。それとも社員に対し、「ワシはESGにも興味があるんだぞ」と認識を変えて欲しいのでしょうかね。でもそんなのは普段の言動で示すべきで、賞状なんかで見せるものじゃないと私は思いますがねぇ。

まったく理解の外なので分からないのですが、その(製作、送付の)コストを寄付対象の団体に使って欲しいと考えないのでしょうかね❓不思議です。